お金にルーズな人にはどのような特徴があるのか、その共通点を9つまとめました。
お金に関してだらしがなく、金銭トラブルや家計管理が原因で最悪の末路を迎える可能性もあります。
周りにそういう人がいる場合や、自分自身がルーズな自覚がある人は、直し方も解説するので参考にしてみてください。
お金にルーズな人の特徴9選

お金にルーズな人の特徴を具体的に9つご紹介します。
それぞれの解説と一緒に直し方もまとめるので、特徴が当てはまる人はチェックしてみましょう。
予算を立てない
お金にルーズな人の特徴の1つに「予算を立てない」という問題があります。予算は、自分の収入に対してどうお金を振り分け、管理していくか整理して安心して暮らす上で欠かせないものです。家賃や食費、交際費、保険料、ローンの返済額も事前に算出しておくことで、赤字に陥るリスクを最小化できます。
しかし、お金にルーズな人は、この予算管理という視点が完全に欠如している場合が少なくありません。たとえば、「家賃はいくら払うべきなのか」「日常の買い物にどこまで使ってよくて、交際費にどう振り分けるべきなのか」と整理せず、口座にあるだけのお金を好きに消費してしまいます。
結果、気付いた時には「お金が足りない」と後悔してばかりという負のパターンに陥ってしまいます。
また、予算という土台がないことで、自分のお金の流れもよく把握してない問題も伴います。何に対して出費しているか分かっていないので、無駄遣いや浪費も抑えていく方法に気付きにくく、赤字に歯止めをかけるのも難しくなってしまいます。
予算管理は安心して暮らしていく上でもっとも大切です。整理された家計にすることで、お金に振り回された生活から解放され、将来に備えて安心して蓄えていく余裕も生まれてきます。家計の情報整理こそ、お金の不安に対して有益な解決策です。
レシートを整理しない
お金にルーズな人の特徴の2つ目に「レシートを整理しない」問題があります。レシートは、自分が買い物に使った額や内訳を後日確かめる上で大切な情報です。整理して保管しておくことで家計の実態を把握し、無駄遣いや浪費に気付き、支出を抑えていく材料にすることもできます。
しかし、お金にルーズな人は買い物後にレシートを捨ててしまう、またはポケットに突っ込み整理せずに放置してしまいます。
その結果、自分が何にお金を払っているのか思い返してもよく分かっていません。レシートという情報を整理して蓄積してあれば家計簿も付けやすく、後から振り返って無駄に気付くきっかけになるものです。
整理しておかないまま放っておく習慣が根付くと、家計の管理はますます難しくなっていきます。買い物のたびにレシートを整理して保管しておくだけで、自分のお金の流れを把握して安心して生活していく上に大変役に立ちます。
家計の透明性こそ、お金に振り回された生活から脱して、余裕のある暮らしに近付くポイントです。
衝動買いしてしまう
お金にルーズな人の特徴の3つ目に「衝動買いしてしまう」があります。衝動買いとは、買うつもりがないものに対して魅了された結果、後先考えないまま買ってしまう行動です。買い物に臨む前に必要なのかどうか冷静に検証せず、自分の気分だけに従って買ってしまいます。
衝動買いしてしまう人は、自分のお金の管理に対して主体性も計画性も足りないという問題に直結しています。
たとえば、スーパーやショッピングモールにディスプレイされた商品に興味を抱き、買う必要がないものもレジに運んでしまいます。結果、お金が足りなくなった後に後悔するはめになります。
衝動買いに歯止めをかける方法もあります。買い物に出かける前に買うべきもののリストを整理しておく、自分が買う理由に真摯に向き合う、迷ったら「後日買う」と時間を置くという方法です。買う理由に納得してから買い物に臨めば、お金の浪費も少なくなります。
衝動買いという行動パターンを少し変えていくだけで、家計に余裕が生まれて安心して暮らせるようになります。買い物に臨む時に冷静さという視点も大切です。
借金に頼って生活している
お金にルーズな人の特徴の4つ目に「借金に頼って生活している」があります。借金に頼って暮らしている人は、自分の収入だけで家計をまかなう方法を身に付けていません。
たとえば、足りない分をクレジットカードのキャッシングに頼ったり、消費者ローンに手を出したりして、その場しのぎにお金を工面してしまいます。元本に加えて利息も上積みしていくことで、ますます家計は苦しくなり、安心して暮らせる日も遠ざかっていくでしょう。
借金に頼って生活している場合、自分自身のお金の管理に主体性も責任も足りないという問題もあらわれます。収入の中に収まるように支出を整理してこそ家計は安定していくものですが、足りない分を借り続けるような方法に依存しているかぎり、安心して暮らしていくのも難しくなってしまいます。
借金に頼る生活から脱して家計に余裕を生み出すには、支出の整理や収入の確保、返済計画の確実な実行が不可欠です。家計に対して主体的に向き合うようにすれば、安心して暮らせるでしょう。
支払い期限にルーズ
お金にルーズな人の特徴の5つ目に「支払期限にルーズ」があります。支払期限にルーズな人は、自分自身のお金の管理に対して真摯に向き合っていません。
具体的には家賃や光熱費、携帯料金、ローンの返済日に間に合っていない場合で、期限を守ろうという認識も足りないまま後回しにしてしまいます。そうなると、延滞料金が発生して余分に払う負担も上積みしていきます。
また、信用情報にキズがつくという大きなリスクも伴います。信用情報に問題があると、住宅ローンや車のローンの審査に通りにくくなる弊害も生まれてきます。
支払期限にルーズな状態から脱して安心して暮らしていくには、自分の支払日を整理して把握しておく必要があります。カレンダーに整理したり、自動振替に設定したりする方法も有益です。期限内に確実に払うようにするだけで、無用な負担も安心して避けることができます。
家計の健全化は、小さな約束も守っていくという基本的な姿勢からスタートします。支払期限にルーズという問題も整理して解消していきましょう。
ポイントやクーポンを活用しない
お金にルーズな人の特徴の6つ目に「ポイントやクーポンも活用しない」があります。ポイントやクーポンは買い物時に活用すれば家計の負担が減り、上手に活用してこそ節約意識も高まります。
しかし、お金にルーズな人はポイントカードを持っていない、クーポンがあっても積極的に使おうとしません。買い物時に付与されるポイントも、後日活用すれば家計の足しになるのに面倒だからとそのまま買い物をしてしまいます。その結果、お得に買いやすくなる機会も逸してしまいます。
ポイントもクーポンも活用してこそ家計にプラスに働きます。登録しておくだけですぐにポイントがたまったり、クーポンで割引されたりして負担を少なくする方法も数多くあります。少額に感じても積み重ねることで将来的に家計へ大きな差を生みます。
買い物する際に少し視野を広げ、活用してみましょう。安心して暮らしていく上で確実にプラスになります。
整理整頓が苦手
お金にルーズな人の特徴の7つ目に「整理整頓が苦手」があります。整理整頓が苦手な人は、自分のお金の管理も後回しにしてしまいます。
たとえば、請求書やレシート、通帳、保険証券も整理して保管しておくべきものです。整理してないままあちこちに放っておく結果、必要な時にすぐに見つからないなんて人が少なくありません。場合によっては、大事な払込み期限に気付くのが遅れて余分な手数料を払う羽目になるケースもあります。
整理整頓しておくだけで家計管理も安心して行いやすくなります。必要な書類も整理して分かるようにしておくことで、自分のお金の情報に対して主体的に向き合いやすくなるものです。
整理というちょっとした手間こそ家計の安心につながるので、整理する習慣を身に付け、お金にルーズな生活から抜け出しましょう。
浪費に後悔しても学ばない
お金にルーズな人の特徴の8つ目に「浪費に後悔しても学ばない」があります。浪費に後悔しても学ばない人は、自分のお金の使い方に対して適当に考えている場合がほとんどです。
買い物後に後悔しても「また同じ失敗を繰り返してしまう」と悩まないまま、次も衝動に任せて買ってしまいます。後悔しても原因を整理して対策を練ろうという視点に欠けている結果、家計の赤字も大きくなってしまいます。
浪費に後悔しても学ばない状態から脱して安心して暮らしていくには、自分が買い物した理由、後悔したポイント、買わないという選択もあったか否かなど、冷静に振り返って考えてみましょう。買うべきものなのかどうか冷静に振り返るだけで浪費に歯止めがかかります。後悔から学ぶ姿勢こそ家計再建の近道です。
買い物の後に「後悔してよかった」と捉えて、自分のお金の使い方に活かしていく考え方に変えてみましょう。
「どうにかなる」と安易に考えている
お金にルーズな人の特徴の9つ目に「どうにかなる」と安易に考えている面もあります。どうにかなるという考え方は、自分のお金の管理に対して無責任であることが分かります。
赤字に近付いた時も「どうにかなる」と安心して放っておく結果、家計が苦しくなってしまいます。臨時収入に頼ったり、一時的に借り入れたりして難局をしのごうという視野の狭さも安心して暮らしていく上で足かせになります。
どうにかなるという考えから脱して家計に余裕を生み出すには、自分のお金の流れに真摯に向き合う必要があります。収入に対してどう支出しているか整理して、自分自身に足りないものも把握しておくべきです。
どうにかなるなんて安易に考えず、将来に備えて少しずつ確実に蓄えていくことで、お金にルーズな性格は直していくことができるでしょう。
お金にルーズな人の末路

お金にルーズなまま生活していると、不安のない安定した未来も遠ざかっていきます。無計画にお金を使い、整理もせず、後悔しても学ばない負のサイクルに陥ってしまいます。
お金にルーズな人がたどる末路もあわせて解説していきましょう。
借金に苦しみ続ける日常
お金にルーズな人は、自分の収入に対して支出が上回って赤字に苦しみ続けます。赤字分を借金に頼って補う結果、元本に加えて利息も上積みして負担が大きくなっていきます。
借金に苦しみ続ける日常に安心という言葉はありません。
家賃も払いやすくならない、ローンも審査に通りにくくなるという苦難に直面して、自分自身の生活がますます苦しくなっていきます。安心して暮らしていく上でもっとも大切なのは安定した家計です。
貯蓄もままならない将来
お金にルーズなまま家計管理に臨み続ける結果、将来に向けた蓄えも難しくなっていきます。安心して暮らすことはおろか、自分の夢も実現していく余裕も失います。
たとえば、住宅を購入する頭金も用意してない、自動車の買い替え時にローンに頼ってばかりというように、自分自身の将来に対して何も用意がありません。
トラブルに巻き込まれて安心して暮らせない
お金にルーズという理由だけで、周辺の人間関係に影響してくる問題も少なくありません。お金の貸し借りにルーズだった結果、周りからの信用も失います。
家族やパートナー、友人という大切なつながりに溝が生まれ、お金以上に大切なものを失ってしまうでしょう。
まとめ
お金にルーズな人は、共通して自己管理のできなさ、だらしなさが挙げられます。「面倒だから適当でいい」「借金してもなんとかなるでしょ」など、悪い意味で楽観的かつ無計画な特徴が原因です。
自分が不幸な目に遭うだけならまだしも、そのルーズな性格が原因で周りとの人間関係が破綻してしまうケースも少なくありません。
最悪の末路を迎えてしまう前に、お金に対して真面目に考え直してみましょう。